ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2018 (SSFF & ASIA 2018)
こうしてなんとか失格を免れた我々は、アワード会場に入れてもらえる事になりました。
会場には他の映画祭で交流を深めた知り合いの監督も沢山いてとても楽しい雰囲気でした。
我々は前のほうの関係者席に案内され、これがアジア最大級の国際短編映画祭か、、と、始まる前からムービングライトやスモークがやんややんやと動いている舞台上に、参加している監督達が会場の外のレッドカーペットを歩く姿が画面に映し出されるのを大人しく見ていました。
こうしてアワードが始まり海外で人気のユニット「和楽器バンド」のミュージックショーや、本仮屋ユイカさん主演の「遠い時間、月の明かり」を鑑賞しました。
そして小池百合子様の登壇で会場はいっきに盛り上がります。
東京都知事がこういった芸術の祭典に来てくれる事はとても嬉しく感じました。
森崎ウィンくんもVR SHORTSのプレゼンターとして登場。レディ・プレイヤー1に出演した彼をVRの賞のプレゼンターに起用するとはなかなか乙なものです。そういえば彼は去年はうちのスタジオで舞台の稽古してて、安いパンを差し入れで持って行ったのにめちゃくちゃ喜んでたなー、出世したなーと、懐かしい気持ちになりました。
そんな思いを巡らせていたのですが、我々の座った場所、プレス席の後ろだったのですが、
臭い!実に臭い!!
たまたま前の席にいたカメラマンのおじさんが滅茶苦茶臭いのです!隣を見ると長谷P志望君が、目を真っ赤にしてハンカチで口と鼻を押さえてるではありませんか。私はハンカチをもっていないので「filmmaker」と座席に貼ってあったA4の紙を丸めて簡易マスクを作り、何とか呼吸をしていましたが、瘴気の力は凄まじく、そろそろ肺に穴が空くのでは、と心配になってきました。
しかも、見るとこのカメラマン、受賞者や男は一切撮ってません。
女優や女の子ばっかり撮っているのです。何しに来たんだ!?
※前のほうの席で臭いに苦しんでる二人の様子。舞台上から見たら危ない二人である。
そんな中でジャパン部門優秀賞/東京都知事賞の発表があった時は地獄に仏でした
この席を離れられる!
といった所で、失格騒動からのまさかの受賞に至るわけです。
こうしてアワードセレモニーは無事?に終わり、アフターパーティーに向かうという事になります。
ここで待っていて下さい。と言われた場所で「カトンプールでの最後の日」でグランプリを受賞したYee Wei Chai監督と待っていました。
次々に参加監督達がアフターパーティー会場に向かう車に乗り込んでいく中ひたすら待っているのですが、
まさかの三人とも置いていかれるという事態に(๑´ڡ`๑)
「もう車がないので…」
という事で歩いて大通りまで行きタクシーを拾う受賞者達。着いた時にはすでにそれぞれの監督達の挨拶も終わり、皆様楽しんでおられました。
そして、私は床にこぼれてたお酒に滑って転びました。
後から知った事なのですが、私の大好きな俳優スティーヴン・ドーフが出演している短編が上映されていたようです。完全に見逃しました。
なんとか見る方法はないでしょうか。
「Life Boat」
監督 : Lorraine Nicholson
出演:スティーヴン・ドーフ
文:小原正至
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