第92回アカデミー賞で4つの賞を受賞して話題になった
「パラサイト 半地下の家族」
その劇中に登場する
「チャパグリ」
というメニュー。
映画に出てくる料理って美味しそうに見えてやってみたくなりますけど
いざ作るとなると、大体が難しいのですがこの「チャパグリ」というメニューは
ジャンク×ジャンクなので簡単です!
極端に言うと二つの即席ラーメンを混ぜるだけという感じなので、お湯を沸かす技術があれば誰にでもでます。誰でも映画と同じ物が再現できてしまう所にまたひとつ魅力があるのではないでしょうか。
最近では韓国食品の店で二つの即席めんがセットで作り方付きで売られてるので仕入れも問題ありません。
ではやってみます。
【材料】
●チャパゲティ
●ノグリ
●(牛肉)
説明します
チャパゲティ
韓国テイストのジャージャー麺といった感じですね
作り方はこっちのインスタント焼きそばみたいな感じです
ノグリ
海鮮風味のチョイ辛いラーメン
辛ラーメンといったら知ってる人が多いかもしれませんが、
同じ農心というブランドの即席めんです。
並べてみると微妙にチャパゲティのほうが明るくて黄色がかってるような気がしますが。なんでしょう。製造年月日のもんだいでしょうか。
この二つを程好くまぜて作るのですが、映画の中では牛肉を追加しています。
が元々チャパグリは牛肉など入れずにチャパゲティとノグリだけで作るのが普通で、これは金持ちの食べ方を皮肉ってる表現なので、映画に近づけてみるには入れてみたほうがいいですね。
ということでチャパグリはこの映画のオリジナルメニューではなく、韓国では昔からあるオーマイコンブ的発想のメニューだということです。
では早速作ってみましょう。
あっという間にできます。
①沸騰した湯に両方の「麺」と「かやく」を入れて4分半ゆでる
どちらの麺もゆで時間5分なので、
4分半という所がコツですね。
パスタも少し固いうちに上げてソースと絡ませたらちょうどいい感じになるあれですね。
チャパグリも最後にソースを絡めて炒めるので、そこを考えるわけです。
② 麺ゆで中に牛肉を焼く
特にコツはなし。
しいていうなら包丁でブスブス刺して繊維を切って柔らかくしましょう。
③牛肉が焼けたら麺を取り出してして、牛を焼いてるフライパンにぶち込み、両方のスープの素を半分づつ入れて炒める。
この時にゆで汁を少し入れます。
湯をあまりきらずにドサっと入れてスープの素を入れて、ソースが絡みにくかったら茹で汁を足す感じでいいです。
本来は茹で汁を150cc残した鍋で、スープの素と麺を合わせて炒めるらしいのですが
牛肉を別焼きしているので、このほうが洗い物が楽なのでこうします。
それでは完成です。
麺は日清食品の太麺堂々みたいな感じですね。ムチムチしています。
味は、辛い!という感じはしなく甘辛というか、初めて食べる味です。
そして監督が出したかったインスタントラーメンに牛肉という組み合わせ。
上流階級ではない私にとっては、普通の食材とジャンクな食べ物を一緒くたにする食べ方は、食べながら背徳感や、後ろめたさを感じてしまいます。
刺身で食べれる魚を鍋に入れてみたり、綺麗なケーキを箸でたべたり、そんな気持ちに近い気もします。
監督の思惑通りでしょうか。
ところで韓国では「インスタントラーメン」がいわゆる我々のいう「ラーメン」という認識らしく、ラーメンといえばこの即席めんの事をさすそうです。
そもそも韓国のインスタントラーメン始まりは、朝鮮戦争後の食糧難が続くのを、 三養食品創業者の全仲潤氏がなんとかしたいと思い、国民のピンチを救いたいという願いに「明星食品」当時の奥井清澄社長が動き、技術を無償で供与した。
というのが始まりで
日本で生まれたこの食品を、味は韓国流にアレンジが加わってはいますが、韓国では1人あたりの年間消費量が世界一というくらい愛しています。
なんか仲いいじゃん!
しかしなんでお隣の中国からは普通の生ラーメンの文化は入ってこなかったんでかね?
韓国とインスタントラーメンを調べていくと色々な発見がありそうで面白そうです
おしまい!
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