第12回 栃木・蔵の街かど映画祭
2019.05.14
こんにちは小原です。再びやってきました栃木県!
巴波川を埋め尽くす、大量の鯉のぼりがお出迎えをしてくれます。
前回来た時は天候も悪く、蔵の街っぽくない普通の施設で上映された数本を見てすぐにアワードという状態で、全然観光という感じではなかったのですが、今回は天気も良いし、観光をしつつ、蔵を改造した上映場所で映画を見れるかな?と思いながら、取り急ぎ12時に会場に来てと言われていたので行ってみたら、
「1時にきてください」と。
1時でよかったんだ。。まあ、そしたらご飯でも食べながら軽く散歩しますか。ということで、会場に来る途中で気になっていたお店がありました。
栃木駅のメインストリートから一本中に入ったリバーサイドに長栄軒というお店を発見。
昼時なのもあってお客さんでいっぱいで、地元に愛されるお食事処な感じがすごくします。
巴波川沿いにあるお店なので、窓側の席は川を眺めながらのお食事ができます。
今の時期は川いっぱいに埋め尽くされたの鯉のぼりが見られるという実に粋な演出付です。
ラーメンチャーハンセット930円
これは栃木のご当地グルメ「夕顔ラーメン」というものです。干瓢の原料である夕顔の実の粉を麺に練り込んだ「夕顔麺」を使ったラーメンのことで、麺に夕顔の実の粉を練りこむことで、柔らかな食感のつるりとしたのど越しになる。という事だそうです。
昭和レトロなノスタルジック鶏ガラベースのスープに、薄く平打ち夕顔麺はプルッとした食感で、長谷P志望はこのタイプの麺が大好きだとおっしゃって、とても満足されていました。
トッピングはナルト、チャーシュー、メンマ、海苔、ネギ、ほうれん草、こちらも安定の昭和ノスタ系です。チャーハンは少し甘めのしっとり系。紅しょうがのせいか、どこか牛丼めいた味がする気がします。実は地元では「坦々麺が美味しい」と絶賛されているお店という事は後で知りました。坦々麺にすればよかった。
長栄軒
所在地:栃木県栃木市湊町13-16
TEL:0282-22-1114
営業時間:11:00~20:00
定休日:月曜日
専用駐車場:2台 店舗より南に10m
アクセス方法:JR・東武 栃木駅から徒歩約15分
ただお店が忙しくて料理が出てくるのに20分もかかってしまったので、言われてた1時に会場には間に合いませんでした。1時ちょっと過ぎに会場に行くと今度は、
「14時40分に来てください」と。
会場まではそこそこ距離があるので、一体ぼくらは何をするため何往復してるんだ!?という一抹の不安を抱えながら、まあいいや。この時間で他の作品を観よう!と意識を切り替えました。
他のノミネート作品を観て、良い作品を作る監督達と語るのは映画祭の醍醐味でもあります。しかし、13時も過ぎて14:40に戻ってこれて観れるのは、
「ランチメイト症候群」
「インスタクイーン」
の二本でした。「ランチメイト症候群」はタイトルにすごくセンスを感じるので観たい!と思いましたが、そもそもグランプリ作品は上映されるわけだし、きっとこれがグランプリなるだろうから、ここは去年できなかった観光をしよう!ということで街中を散策することにしました。この辺の話は「ロケハン」のカテゴリの「栃木駅周辺ガイド」中でご紹介したいと思います。
とりあえず14:40に会場に着き、いよいよアワードが始まります。
※レッドカーペットにスリッパというスタイルの映画祭に困惑するP志望の長谷くん
審査員の方達の今回の審査の様子や、選考方法などをひとしきり聞き終えた後、ノミネート監督はオークションのように前で一列に並ばさせられて一言コメントを言うのですが、私はどうも人前で話す舞台挨拶というのは苦手で、出来ればやりたくないのですが、前回の作品はアンチフェミニズム映画と勘違いされ、ステージ上から審査員のおばさんに激しく批判をいただいちゃったので、「前回は沢山のご指摘頂いたので今回はわかりやすくしてみました」みたいな事を確か答えたと思います。
まあ確かに前作は、身に覚えのある方達が「自分の事を批判された!」「女性批判だ!」と憤慨しまくったり勘違いされたりした作品だったのですが、今回は勘違いできないような、わかりやすく女性超リスペクトなテーマで参加したので、前回勘違いされていた審査員のおばさんの反応が楽しみではあったのですが、そのオバハンの答えは、
「はあー、じゃあ見ておきます」
でした。
え??なんて??
見てないの!?今日は映画祭の授賞式でしょ?
おいおい!この賞を決めるために散々喧嘩しただの、やりあっただの、ついさっき言ってたのに、あれは全部嘘だったって事!?
プレゼンターの市長さんが賞を渡す作品を見てないのも、もはや定番っちゃ定番ですが、審査員の「見てない」発言は斬新すぎた!天晴れ!
といったところで予想通り「ランチメイト症候群」がグランプリ!
グランプリ作品はその場で上映されるわけですが、ここで初めて見た審査員の方も他にいるのではないでしょうか??wwどうも疑った見方をしてしまいます。いけないいけない。。
「ランチメイト症候群」はタイトルからセンス溢れると思った通り良い作品でした!観光に回って正解でした。
※トイレの横にある巨大コーンは去年とかわらず置いてありました。いつ使うものなんでしょう。
実は今回の一番の目的は、前回の打ち上げで仲良くさせてもらった実行委員の方と会うことだったのですが、その方は今回は欠席で実現しませんでした。ので、寂しく帰る事にしました。
さようなら
栃木駅
文:小原正至
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