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こんにちは。コバPです。
これからブログは光ル.名義で書いていきます。
先日のライトセイバーの話については今回は触れませんので、次回をお楽しみに!皆さんのコメント興味深く拝見しました。
さて、今回は大局観と手抜きについて書きます。
【大局観】
物事の全容や全体的な終着点などを大きな視野で見て形勢を判断する事。
個人的な趣味の話も関わってきますが、将棋は生きてく上で色々なものに応用出来ます。意識的にだけでなく、無意識に思考に影響もします。将棋を指していると、一生懸命考えて最善と選択した事がすぐ1手先に影響するのか、ある程度まで進んでみないと解らない時や、終わっても解らない時すらあるんです。これは人生の中で様々な決定を下す上で全てに通ずるところです。皆さんも日常的に何を着るか、何を食べるかに始まり...過去の大きな選択で言えばどこの学校に行くか、何の仕事をするか、誰と遊ぶのか、付き合うのか、結婚するのか、など。日々選択を迫られ、決定していますよね。その結果について苛々したり、落胆する事もあるかと思います。
ということで、ちょっとした考え方や視点をずらしてみる。そんなご提案です。
人は必ずしも1手先の為に生きている訳じゃなく、数十手先だったり、下手すると生きている間に事態が好転しない可能性すらありますが、無意識のうちにも様々な思考の元に考えて決定を下しているわけです。ですが、いくら考えた上での決定も正解かは解らない。また、努力は報われたり、いつか必ず花開く!訳でも無いんですね。。。悲しきかな、それでも続けていくこと自体が努力そのものであり、続けていかなければ何かが変わることもないわけです。
そういった大局観の元に物事を見たり判断していきたいなと想う今日この頃です。そして、間違っていたり、思うような結果につながらない時も、それは地球、人類規模の話であって、己の力でコントロール出来る訳が無い世界に左右されるだけの結果論でしかない。という...半ば諦めに近い悟りもまた生きていく上で必要なスキルであろうと思います。
それはこの国では度々経験という言葉で美化されていますが、決して美化するでも無く、受け入れる事で成長していきたいと思い始めてから、あまりその場の結果について拘らなくなりました。そうは言っても負けず嫌いな性格なので、無論いつも寛容にニコニコはしていませんが。苦笑
最多勝記録を更新し続ける棋士の羽生善治や、音楽界で観客動員数トップを誇るMr.Childrenですら、まだまだやりたい事ばかりで、将棋や音楽が何たるかが解らない。少しでも探し続けてやっていく事で、そのカケラでも見つけたい。と言うんですから、凡人の僕らが何やってもダメじゃん!って悲観してましたが、ふと思ったわけです。
そうじゃない。それは人生全ての共通事項だからだ、と。
閑話休題
昔から数学が嫌いでした。元から答えが決まってて、その為の数式とか過程だけ楽しむ。とか、答えを探すけど、答えは1つしかないのに必死にわざわざ解く。みたいなのってつまらないな、と。
先の話に通じるんですが、答えは必ずしも1つでは無くてもいいですし、正しいと正解は別で、その過程の式が違ったり、答えも違うんだけど、時によって正解な時も不正解な時もあってよくて
1+1は小学校の算数で習うと2だけど
1+1が24でもいいんですよね。
1の単位が12個入りの1ダースの事かもしれないし。もしかしたらスーパーで1袋に詰めたトマト5個の事かもしれない。
というくらい、人の実生活では状況によって概念や前提は違ったりするので。
世の中の定義とか常識って文章だけじゃ伝わらない、人の数、頭の中の思考の数だけ違うはずなので、そこが面白いなって思うんです。だから他の動物ではあり得ない、人間だけが持っている感性によって、芸術って成り立つのだと考えると、全ての事に無限の可能性を持った興味深さが潜んでいる。そう思えたらちょっぴりこの世界も面白く見えたりします。
知ってる方も多いとは思いますが、実は僕は映像制作をちゃんとは習ってないんです。バラエティの番組編集とか映画に関する事も、想像と思考でやってきて。
でも格ゲーをやってたせいで24コマとかフレームの事は知ってたりするんです。そういえば昔、脳が反応出来るスピードは視認から最速でも伝達経路を伝って1秒。あとは読みや予測で人間は動いてる。って学説があったんですが
そんなの個人差あるからもっと速い人も遅い人もいるでしょう!
って、屁理屈じゃなくて人間の個人差や、頭の思考の余白の部分とか、歪みが面白いと思っていたりするのです。
それが面白いから、それを必死に産み出そうとしている人達と仕事するのが楽しいし、本来の人間の姿なんじゃないかと思う時さえあるほどです。
脱線から戻ル,→
【手抜き】
これは元は囲碁用語で、
今戦ってるその局面に対応した手ではなく、【大局観】によって判断される、もっと後々に有利になる効率の良い手を打つ事
つまるところ、その1手を抜いて後を獲る。といった事ですね。将棋に於いてもよく手抜く。という言葉を使います。一見、後手に回るように見え、その場で即利益が出ないし好転しないけれど、後々にその手が効いて数手先や数十手先に先手を獲れる。といった局面で使います。
一般的に、手抜きとは、雑に簡略化してサボる。というイメージがありますが、実はポジティブでクレバーな言葉なのです。そして、先手、後手。何気なく書きましたが、これらも囲碁や将棋から由来する言葉でもあります。
先手は先に局面を動かせますから、基本的に優位です。ですが受ける後手には後手でいいところがあるんです。柔軟に相手の狙いや本質や見抜き、それに対応していく事で自分の望む局面になっていく。待って受ける事で、いつしか手番がやってくるわけです。
一喜一憂ではなく、大局観と手抜く
そんな風に物事を見て考えてますよ。っていうプロデューサーという肩書きに対する向き合い方のお話でした。
P.S
これから先、お仕事の名前は光ル.名義に変えます。大事な事はさらっと。
ベルジネ
芸能プロダクション・映像/アニメ製作会社ベルジネ・タレント・エージェンシーです。
映画祭レポート、名所案内・ロケハン・グルメ・レシピ…
面白い情報があれば、みんなでなんでもあげていきます。
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