網走二日目です!
食堂には松本監督の姿が。
9:10から上映が始まるからそれを見に行くと張り切って、急いで食事をしております。さすが勉強家の松本監督です。
我々はせっかく網走に来たのだからどこか行きたいという事ばかり考えていたので松本監督の映画に対する心意気には心打たれます。
さて気を取り直して、我々は前々から興味のあった博物館網走監獄にいきたいと思います。
刑務所の施設としては日本国内最古、木造の行刑建築としては世界最古という、ここにある物がほとんど国の重要文化財に指定されまくっている歴史ある監獄博物館です。
映画祭スタッフの吉田さんが一緒に来てくれる事になりました。
「庁舎」
内部は刑務所の歴史を展示しています。多言語を駆使して映像で解説してくれるハイテク装置もあります。
「教誨堂」
最初のオホーツク網走フィルムフェスティバルはここで開催されたそうです。
激寒なのですが、どうゆう形で上映していたのでしょうか。
そしてコバPが気にしてやまない
独立型独居房・煉瓦造り独房
コバP、ここにはなみなみならぬ関心を持っていました。
何かそそる物があるのでしょうか。
浴室
裸なのに何人もの監視が付いているのはどうゆう事なのでしょうか。
風呂上りに裸で逃げても死ぬだけでしょうし。
そしてメインである
「中央見張所」
真ん中に見張り所があり、そこから放射状に伸びている通路を見張れます
檻の中にも入れます。左にある小部屋は
トイレです
通常この看守の人形に絡んで写真を撮るのがセオリーなのでしょうが、そんな事より当時の暖房の状況や、ストーブの熱の回り方が気になり完全スルーする二人です。
監獄歴史館
3面に映像を映し出す体感シアターでは、強制労働を強いられる囚人達のストーリー
「赫い囚徒の森」が上映されます。
休泊所
別名「動く監獄」とよばれるこの建物は、日帰りできない作業をする場合に仮小屋を立てて、そこで寝泊まりしたということです。ここで、まくらの木を叩いて起こす所からたたき起こすという言葉が生まれたようです。
網走刑務所は高倉健さん主演の映画「網走番外地」シリーズの人気で知名度を上げ、凶悪犯が行き着く最後の刑務所みたいなイメージが国民的についていますが、
実は明治政府がロシアに対抗するため「北海道開拓するぞ!」と言い出し、受刑者を奴隷として使うために作ったタコ部屋施設だったそうです。
網走から北見峠まで約160kmを8ヶ月で開拓したようで、北海道の今があるのはほぼほぼ囚人達の力と言っても過言ではないようです。
さて、博物館網走監獄で勉強をした後は車で能取岬に向います。
どうもコバPは朝、伊藤俊也監督と話をして能取岬の事を聞かされたので、ここにどうしても行きたかったようです。
寒い!
重く鋭い冷たい風がオホーツクから吹いてきます。マイナス温度を初めて経験しましたがこれはきつい!寒すぎて海の緑のとこが怖いです。
こんな中で生活している網走の人達は、きっと寒さの対応能力が常人の感覚とは違うんだろう、すごいなあ。と思ったら、一緒にきてくれた吉田さんが「夢に出るくらい寒い」と言っていたので、やはり人間、寒いものは寒いようです。
磯部鉄平監督は映画祭期間中に映画教室をしていて、この日の夜からここで撮影すると言っています。まったくもってクレイジーです。
こうしてオホーツクの寒さを味わった後はオホーツクのランチを味わおうと思います。
「ラーメンだるまや」
ドロラーメンというメニューが人気のこのお店。残念ながら準備中になってしまいましたので
「蔵の麺」
こちらで帆立わかめそばを食べる事にしました。
会場に戻ると松本監督の「公衆電話」が上映していました。
我々の「AYESHA」の上映は短編の最後の方なので、パーティーには参加できずで、司会の澤田君と北海道の台所「ベーシック」でとりあえずつなぎます。
なんだかわからないけど澤田君が買ってきたもの。
「かぼちゃだんご」というらしいけど
撃マズ!!
三日目に続く!
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